みどりの言の葉

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月の土地

宮沢さんがもらって嬉しかったものに「月・・・正確には月の一部」とおっしゃってました。

なにかピンときた方、今すぐお手元の権利書の確認を!!私も持ってるんです・・・月の一部と火星の一部を。今は金星とかもあるみたいですが、当時は月と火星。月は第二期分譲期で火星は第一期だったと思いますが、見つけたときはとてつもなく興奮。速買い。どちらか選べず両方とも。購入日が前後何ヶ月か(うろ覚え)の猶予を付けられるため誕生日にすることも可能なのです。結構な広さがびっくりするくらい安い…そりゃ、その場所に行くこともできないから実質権利書発行ってだけ。だけどこの権利、法的には正当なものであるらしい(少なくともこの会社はそう言っている)。この年ですでに土地持ちかい?将来値上がりなーんてことも少しは考える・・・。
でも、その頃の私、自分の分を買っただけでは飽き足らず、友達の誕生日、兄とおねいさん(兄の奥様デス)にもあげてしまいました。兄、「・・・これはほんとに権利があるの?」・・・彼らしい返事。「あるよっ!・・・あれ?何この微妙な空気は」・・・・そう、父親に見せたときに気づくべきでした。万人受けするものではないってことを。父は「・・・これ、、は~、うん!面白いな」。出てくる言葉が見つからない、もしくはいいよどんでいた。でもわざわざ地雷を踏む人ではないので無難に収めたんだと思う。でも、友達の反応は違っていて、「何これ?なんでこんなの見つけられるのぉ!!ちょっとみんなに自慢したいから帰る!!」って帰ってしまった。多分この行動が私を天狗にさせたんだろうな。
この権利が本物であってもなくてもいいんです(本物とうたっているからこそリアリティーが増すんだけどね)。月の火星の、あの辺に土地があるんだ~って思ってみたり、ご近所さんはどんな人かしら、ご近所付き合いできるかしら、とか思いを馳せるのが楽しいのです。月見でなく地球見をしながら「悩んでたことはちっぽけだったわ」なんて一杯やりながら、全く違うこと、例えば勝手が違うから歩くとき高く飛びすぎるわ、とか新たな悩みを抱えてみたり。地球人は一種類なんだねと感じたり。
当時は月を見上げるのがとても楽しかったです。
すっかり忘れてたけど、また月を楽しんで見上げられそうです。。
ところで宮さんに月をあげた方ってどんな方なんでしょうねぇ。
きっと他にも心躍らせるプレゼントたくさんお持ちなんでしょうね。

でもね、夜の散歩で曇りが続き、久しぶりに顔を出した月に向かって「今までどこに行ってたの!?」と思春期の子を持つ親のように声をかけたうちのおかんほどには、私は月の本質はわかっていないと思います。あんた、大物だ・・・心も体も。
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by midoleeloo | 2006-10-24 01:35 | 素敵なこと

最後の寄り道

19日、20日と世田谷パブリックシアターで行われた「寄り道」に行ってきた。今回は倍率が高くて涙を飲んだ人もたくさんいたらしい。私は本当にありがたい事に両日とも拝見させていただいた。生きていてよかった。
「壊れてしまった一日」?、「気球に乗って」(20日)、一曲目からその声に言葉に伝えようとする気持ちにため息がこぼれてしまう。両日とも最初に選んだ詩は流れるようにあふれだしていた。19日、「うんち(というタイトルね)」と言った瞬間に会場から拍手が。笑いながら「うんちと言って拍手されたのは僕くらいでしょう」って。20日は「昨日はここで拍手がありました」といった為、「うんちその2」の時は拍手喝采。「言葉」「遠い町で」…アップルストアを思い出します。「この広い世界で」「素晴らしい日々」「メルト」「身近な死」「言葉の裏」
「どうしても歌いたい曲があって、あまりうまく弾けないのでチケット代には含まれません」と始まったのは「青いイナズマ」…アップテンポなイメージが一転、こんなに悲しく苦しい歌詞だったのかと思わされる。人生で素敵なものを素敵と思わずに見過ごしてきた気がして悔しくなるくらい素敵だった。「沖縄に降る雪」…これはキューバを思い出すけど、思い出に浸っていたらもったいない。「白百合の花咲く頃」…聞くたびに「これはずるいよ」と思ってしまう曲。福知山線の事件で最近なくなった方を思い出す。戦争がなくても大きな戦いを強いられている人がいるんだなと思う。「僕にできるすべて」…この曲の為に今日はあったのではないかと思うほどだった。
「無念」「助走」
らいおんハートのサビを少しだけ歌い(こういうのがすごい特典だと思うのです)、「風になりたい」(20日のみ)をみんなで歌おうって最初の伴奏でどこかから小銭が落ちる音が!!「大丈夫?505円くらいだけど」言ってました。「月さえも眠る夜」言葉ないです。
アンコール、「風になった」「からたち野道」(19日はもっと前半で演奏)、「あなたのもとへかけていきたい」の「と」の歌い方がとっても好きです。そして、「光」。
言葉には抑揚があってリズムがあって音階があって色があった。会場の隅々まで届いていく波まで見えるようだった。「ことだま」なのだなあと。そういえば、「言葉自体の意味ではなくて、その人がその言葉をなぜ選んだかに意味があるのではないか」と言うような事をおっしゃっていた。ああ、きれいな言葉を使う、ただ使うだけじゃなく最大限の魅力を発揮させて…。感謝とか見過ごしそうな幸せとか、くたびれた日常にアイロンを掛ける方法を教えてもらったなぁ。
「これからのテーマは『信じること』です」ともおっしゃってました。
19日は、誰とも言葉を交わしたくなくて、この体に溜めたことだまを出してしまいたくなくてそそくさと会場を後にしました。お友達が大変なことになってるなんて知らなくて…こんな素晴らしい時間を邪魔された上に蹴られたらしく、それでも「宮さんが気付かなければいい」なんてそんなあなたが大好きです。
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by midoleeloo | 2006-10-20 00:52 | 素敵なこと

ほしいもの

今、とってもほしいもの・・・それはチューニングフォーク。音楽畑な方には「は?なんでそんなものを、買えばいいじゃん」と思われるかもしれませんが、ギターなどをチューニングするのではないのです。チューニングしたいのは自分。
ここ数年右肩に何か刺さってる気がするし、小さい頃右顔面神経麻痺になったし、腰を痛めたのも右側の骨盤が前に行っていたからだし、左利きなのも右のいろいろなものの流通が悪いのではないかしら、とアンバランスさを否めない。
「からだの各部所って音階が決まっているのかな。すべての人が同じ音をもっていてそのチューニングが狂っているからずれがでてくるのかな」という話になったのです。そこで一番早い方法がチューニングフォークで体の波長を合わせてしまうことだったのです。ああ、ほしい。でも私のほしいものは$150以上するもので、おいそれと手は出せません。手に入れたら十手のように持ち歩き、年末には除夜の鐘とともに鳴らすことでしょう。そして年越しうどん(ソバは苦手)をフォークで食べます。
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by midoleeloo | 2006-10-09 00:54 | 徒然なる日々

世田谷文学館

世田谷文学館で開催されている「宮沢和史展」に行ってきました。なんだかおこがましい気がして開催日には行けなかった。来場者が自由にもらえるワークシートがあるのでなんとか番号通りに進みたいけど途中で迷ってしまった。私の計画としては、今日は配置をさらりと感じて、これから何度か足を運んだときは思い付くままに読みたい詩のところに直行していこうと思っています。自由に持ち運びできる椅子もあるみたいだし。会場は最初は年表のようになっているんだけど、もう宮沢さんはこの世にはいない人なのではないか…と思った。原爆資料館で過去を追っかけているような感じで、ちょっとだけさびしい気持ちになる。直筆のノートには、思いや意識が渦を巻いて言葉になっていく様子を少しだけ垣間見る事ができた。やっぱり思いって最初は線から始まってそれが円を描いて地上に降りてくるのかしらなんてことを思いながら、この間を隔てているガラスが現実味を損なわせるのかななんて思ったりもする。ご本人が今も現実を生きて突っ走っているからこそ、妙に切り離されてる気がする。実際はあのノートはモナリザなみに警備員を何人もつけて光老化などにも気を配ってほしいほどのものですが、気持ちとしてはぽんと渡してもらってぱらぱらと見せてもらえるような身近さを感じるのです。きょろきょろと目移りばかりして、どんな詩が選ばれているかも目に入らないときに、目の前に現れたNさんとMさん。また偶然会ってしまいました。そんな私の心を見透かすように「偶然はないのです」というお二人…わかります。各国で歌われている島唄のCDは面白かった。中国とかはディズニー音楽のようにきれいで壮大だった。アメリカのアレンジもなるほど~。前日に書いたというご本人直筆の3編の詩…「動」というか「生」を感じました。今、息づいている言葉だなって。来場者のメッセージを書くコーナーでメッセージを書く事はできなかった、うまい言葉は浮かんでこない。下に見える鯉と水浴びをしている鳥を見つめたまま、この鳥達の水浴びが見事でそれを見ない手はない。でも書きたかったのはこういうこと。「世界を人を自分のフィルターを通さずありのままに見るようにつとめているけれど、宮沢さんのフィルターならいつまでも見ていたい。フィルターなしの世界が味気なく感じてしまうのではないか。」って、うまく一言であらわせないかな~。きっとうちの犬ならいい言葉を知っているかもしれません。
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by midoleeloo | 2006-10-04 00:52 | 素敵なこと